自動販売機補充の仕事を5年間勤めた自動販売機オペレーターの僕が自販売機業界を語る。

自動販売機補充の仕事を5年間勤めた自動販売機オペレーターの僕が自販売機業界を語る。

誰もが1度は利用したことがある自動販売機。

みなさんも毎日のように自動販売機を利用されているのではないでしょうか?

自動販売機は、毎日補充している人がいるから成り立っているのが実際のところ。

僕は飲料メーカーの社員ではなく、大手飲料メーカーの子会社で務めていた自動販売機補充員でした。

そのため特定のメーカー機の補充だけでなく、自社オリジナル自動販売機(様々なメーカーの商品を取り扱った混在機タイプ)やカップ式、スナック菓子、紙パック、タバコの自動販売機など、様々な自動販売機の補充、メンテナンスに対応してきた自動販売機オペレーターの仕事をしていました。

そこで、本日は自動販売機の補充の仕事を5年間勤めた僕が自動販売機業界と自動販売機補充員の仕事について紹介していきます。

自販機業界のマメ知識

自動販売機の業界の豆知識について。

僕は自動販売機補充の仕事の事を自動販売機補充員と言っていますが、実はその呼び方は様々で自動販売機オペレーターやベンディングサービースマンといわれています。

ちなみに、一般のお客さんにはジュース屋さんや補充のお兄さん、コーヒー屋さんと呼ばれることもあります。(笑)

さて雑談はこの辺にしておき、まずは自動販売機業界について説明していきます。

  • 国内にある自動販売機普及台数について
  • 自動販売機の種類について
  • 業界メーカー別自動販売機稼働台数について

国内にある自動販売機普及台数について

国内にある自動販売機普及台数について

海外と比べ日本は圧倒的に自動販売機の数が多く、その数はなんと約365万台にも及びます。 その内、清涼飲料の自動販売機の普及台数が約247万台あるため、清涼飲料を販売する自動販売機だけで全体の半分以上の数を占めています。

この事実から国内にある自動販売機のほとんどは清涼飲料を販売しているものだと思ってもらっても良いかと思います。

参照サイト:日本自動販売システム機械工業会 自販機データ(2016末)

自動販売機の種類

自動販売機の種類

日本国内では、清涼飲料水の自動販売機が圧倒的に多いのですが、実は自動販売機って色んな物を販売しているんです。

そこで、自動販売機の種類について簡単にまとめてみました。

飲料系自動販売機

  • 清涼飲料
  • 牛乳(ビン)
  • カップ式(ココア・コーヒー)
  • パック式(かごめ)
  • 酒・ビール

食品機系自動販売機

  • スナック菓子・惣菜パン・菓子パン
  • カップ麺・冷凍食品
  • アイス

その他の自動販売機

  • タバコ
  • 食券
  • 日用品・雑貨

このようにたくさんの自動販売機があることがわかったと思います。

今回はその中で主に代表的な物を紹介させていただいたが、みなさんの中でもこんな自動販売機もあったんだ?と思う方も多かったかもしれません。
それもそのはず、食品機や日用品の自動販売機などは、路面での販売はほとんどなく、特定の施設内で販売していることが多いからです。

 

業界メーカー別自動販売機稼働台数

業界メーカー別自動販売機稼働台数

普段から私達が何気なく見ている自動販売機にはメーカー機と言われる物があります。赤い自動販売機といえば、コカ・コーラ・青い自動販売機といえば、サントリーやアサヒなど。

そこで気になるのが日本国内ではどのメーカーの自動販売機が多いのか?ということ。

そこで主要メーカーの販売台数をまとめてみました。(14年度飲料総研調べ)

  • 1位:コカコーラ 国内シェア約3割
  • 2位:サントリー
  • 3位:アサヒ
  • 4位:ダイドー
  • 5位:キリン

参照サイト:BusinessJournal(自販機争奪戦サントリー勝利の裏)

参照サイト:BusinessJournal(自販機、生き残りかけ捨て身の相乗り)

飲料業界は自動販売機事業の買収や経営統合、業務提携などで相互供給など行っていたりと変革が多い業界です。そのため、自動販売機のシェア率が売り上げ拡大のため大きな意味を持つのでしょう。

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自動販売機補充員の1日の流れと仕事内容について

自動販売機補充員の1日の流れ、仕事内容について

1日の流れをご紹介する前に、具体的な仕事内容について簡単に説明します。

自動販売機補充の仕事では担当エリアというものが存在します。

決められたエリア内には(平均110台前後)の自動販売機があります。
これを1日、20~30台を目安にトラックで定期的に訪問し、売り上げの集金、ゴミの回収、商品の補充等を行うのが主な仕事となります。
訪問先には、学校やオフィス・工場・街頭・デーパートなど。その他にも自動販売機が設置できる場所にはどこにでもいきます。
これらの設置場所の特性を理解して最大限の売り上げが出るような商品ラインナップにしたり商品の配列を工夫したり、お客様とのコミニュケーションから売れそうな商品の情報をキャッチして営業活動を行うのが自動販売機補充員の主な仕事内容となります。

その他にも自動販売機の機械トラブルがあった時やお客様からのクレームがあった時には機械の修理やメンテナンスを行う作業があります。

自動販売機のクレームについての記事はこちらからどうぞ。

www.dasaweblog.com

さてここからは僕が実際に仕事をしていた時の1日の流れを紹介したいと思います。

出勤後の作業について

自動販売機補充員の朝は以外と早く、通常時で7:30 頃の出社となります。

会社に着いたらまずは制服に着替えてから業務スタート。
その後、本日訪問するロケーション先の確認、当日使う商品(惣菜パン・紙パックジュース)などをトラックに積み込む作業があります。
さらに当日使うであろう商品を予測し、帰社後の積み込みに向けて商品をリスト化し、伝票とし、倉庫担当のスタッフに手渡します。(通常時で平均30〜50ケース程)

準備が終わったらトラック(3トン車)に乗り込み一件目の訪問先に向かい車を走らせます。

自動販売機の訪問先に到着後の作業について

1軒目の訪問先に着いたら、ハンディー(自動販売機の売り上げや売れた商品の種類などがわかるポータブル機械)・集金袋を持ち、自動販売機が設置してある場所まで向かいます。

自動販売機の設置先に着いたら、ハンディー(自動販売機の売り上げや売れた商品の種類などがわかる機械)を使い自動販売機と通信し伝票を出します。
この伝票には販売金額と売れた商品の種類が表示されます。
伝票を出したら売上金の回収をし、ついでに自販機横に設置してある空き缶のゴミ回収をし、トラックまで戻ります。

トラックに戻ったら先程の伝票から売れた商品の種類を間違わないように集めます。(平均して大体200本位集めます)全て集め終わったら台車を使い再び設置場所まで行き商品を補充して自動販売機を軽く清掃して終了となります。

一つの自動販売機の補充にかける時間の目安は、約30分程度を目度にしています。基本的にはこの作業を20~30台分繰り返し行います。

帰社後の作業について

1日の訪問先を全て周ったら会社に戻り、1台ごとの売り上げ金額の精算作業を行います。金額に誤差がないか確実にチェックします。※誤差があると自腹を切る場合がある。
その後、朝のうちに倉庫スタッフにお願いしていた本日分の商品のをカゴ車に集めてもらっているので、それをトラックに全て積み込みます。
会社に帰ってから積み込みまで1時間程度を目安にして行動します。
積み込みまで終わったら一通りトラック内を確認し、他に足りない商品などがある場合は追加で積み込みを行います。
そして最後に明日の訪問先を確認して1日の業務が終了となります。

自動販売機補充員の給与・年収・待遇について

自動販売機補充員の給与・年収について

さて一般的に自動販売機補充の仕事はブラックな業界と言われておりますが、給与面はどうなのでしょうか?求人情報サイト情報を調べた結果と実際に僕が働いていた時に貰っていた給与面について紹介します。

●求人情報サイトと僕が実際に貰っていた金額の比較

給与比較 求人サイト 僕が貰っていた額
月収 18~30万 25~30万
昇給年 年1回 年1回
賞与年 年2回 年2回
交通費 支給あり 支給あり
各種手当(配送・地域・残業・業績) あり あり(僕の場合+5万円前後)

あくまでも求人サイト情報となるため実際の詳細として、一概に正しいとは言えませんが、実際に5年ほど務めていた僕の事例で紹介すると、月給は手取りで平均して22~28万程貰っていました。

これは残業手当(最大40時間が限度)+各種手当(早出手当+担当ルートの売り上げ)を合算した分です。
繁忙期の夏場なんかは手取りで28万位は貰っていました。賞与は年2回貰っていたが業績に左右されます。
僕の場合の年収でいうと300万〜350万は平均としていただいおりました。但し、担当するルートによって給与に関係してくるのが実際のところ。
めちゃくちゃ売り上げがある忙しい担当になると給与面は潤いますが、身体的負担は半端じゃありません。
僕は売り上げがいいエリアを担当していたのですが、ジュースの補充のしすぎで手首が腱鞘炎になったり、重い物を持つため腰を痛めたりと体の負担が大きかったです。
更には温浴施設を担当していたこともあり朝6時30分頃から会社を出発し繁忙期のピーク時では夜22時頃会社に着いてそこから積み込み作業をするなんてことが結構ありました。

更には祝日等の休みがほとんどなく、通常の土日も隔週での休みとなるためほとんど毎日仕事をしている状態でした。

自動販売機補充の仕事は一般的にはブラックだと言われていて離職率も高い業界です。

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それでこの給与は見合っていたのか?正直なところわかりません。

今回の調査結果は、あくまでも会社の規模により待遇や給与面も変わってきます。僕よりも忙しくても給与が低かったという同業他社の方もいらっしゃったのであくまでも参考程度にと思ってもらえたらと思います。

自動販売機って何本くらいジュースが入っているの?

自動販売機って何本くらいジュースが入っているの?

みなさん自動販売機って何本くらいジュースが入っていると思いますか?

自動販売機には小さいものから大きいサイズのものがあります。これを自販機業界の用語で表すと、20セレ、25セレ、30セレ、36セレ、42セレというように表現します。
セレとは?セレクションの略で簡単にいうと20セレの場合20商品のアイテム(ジュース)を販売できるということ。
余談ですが、最近の自動販売機は昔よりコンパクトに作られているため小さいタイプの自動販売機なら新聞紙の見開き程度のスペースがあれば設置できるようになっております。
さあここで、気になる補充本数ですが、自動販売機に入る本数は平均して400~700本位となります。
缶コーヒーのような細い缶(190ml) の場合と太い缶(350ml)では補充できる本数が違います。
それは缶の太さが違うためその分補充数に差が出るということ。
そのため商品のラインナップ(種類)により同じ自動販売機でも補充本数に多少の誤差が生じますが平均して大体400~700本位は入っています。
もし、全て売れた場合の金額が知りたければ、その自動販売機の最大補充本数×その自動販売機での販売金額をかければ合計金額が出せますね。

最近の自動販売機は省エネ対応

最近の自動販売機は省エネ対応

最近では、あなたがお使いの家電も省エネ対応のものが増えてきていることと思います。実は自動販売機も消費電力量を30%も削減出来る技術を取り入れたヒートポンプ式を採用した自動販売機というものが流行っています。

従来の自動販売機は加温するために電力を使うことが多かったのですが、ヒートポンプ式自動販売機は冷却時に発生する排熱をも有効活用し効率的に自動販売機の加温販売製品を加熱していくという仕組み。
ヒートポンプとはエアコンに使われている技術で空気中の熱を吸収し熱エネルギーとして利用する技術のことを指します。
これで、従来の自動販売機と比べ近年の自動販売機は地球に優しくさらに消費電力も抑えた、エコな自動販売機となりました。

自動販売機補充の求人探すなら

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自動販売機補充員の仕事について書いた記事は他にもありますので、ご興味がある方は読んでみてくださいね!

www.dasaweblog.com

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さて長くなりましたが、本日はここまでとなります。
今回は自動販売機補充の仕事を5年間務めたことがある僕が自動販売機業界について触れましたが次回は自動販売機補充の仕事のいいところ悪いところをまとめて紹介して行きます。
それではまた次回お会いしましょう。

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