【絶対絶命】自動販売機補充員と大学生VS黒光り生物との死闘。

【絶対絶命】自動販売機補充員と大学生VS黒光り生物との死闘。

 

みなさんこんにちはダサうぇぶ(@dasaweb_blog)と申します。

僕は、過去に自動販売機補充の仕事を5年間勤めた経験があります。

そこで今回はこの5年間の中である意味、最大の窮地に追い込まれた時の話しをしようと思います。

✳︎本記事はネタ記事となります。

自動販売機の業界について簡単知りたいって方はまず、こちらの記事から読んでいただければと思います。

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食品を取り扱う自販機補充の仕事にとってあってはならないこと

みなさんもご存知のように自動販売機補充の仕事は飲料や食品を取り扱っています。

そのため衛生面には細心の注意を払わなければいけません。

万が一自動販売機から賞味期限が切れた飲料や食品が出てきてしまった日には大変なことが起きてしまいます。

お客様が賞味期限が切れたものを口にしてしまい、体調不良を起こしてしまう可能性もあります。

さらには、賞味期限を管理できない会社に自動販売機の管理を任せられない。とのことで大切な顧客を失うリスクもあります。

これは自動販売機の管理にも影響してきます。自販機が汚ない、ゴミ箱が溢れている、虫が寄ってくるなど僕たち自動販売機補充員は食品を扱っている事を決して忘れてはいけないのです。

自動販売機の売上が年間1億円にもなるお得意先もいらっしゃるので、こんな優良顧客であるお客様から不祥事でも起こした日なんかにはもう大変です。

恐らくクビは免れない!むしろクビで済むのか?ってことになるでしょう。

某大学構内での出来事

さて前置きが長くなりましたが、ここからは僕が窮地に追い込まれた具体的な話しをしていきます。

僕は千葉県にある某大学の補充をメインとしたルートを担当しておりました。

その大学には、自動販売機の設置台数が数十台もあり、年間の売上に関しても数千万円はゆうに超えていた記憶があります。

そんな優良顧客である某大学。生徒数も多くキャンパス内はいつも賑わってました。

特に自動販売機の周りには休憩用の椅子やテーブルがあるため雑談するのには最適でした。

この日も僕はいつものように自動販売機が6台も並んでいる大学構内で2番目に売れている、スポットにトラックをとめて仕事にとりかかることにしました。

この場所は「6号館」と言われ建物の外にある自動販売機と休憩用の椅子やテーブルが沢山設置されている場所でした。

大学生達はここで食事をとったり、雑談をしたり、賑やかな雰囲きが絶えない、まさに学生さんにとっての憩いの場だったと思います。

この後、この場所であのような悲劇が起こるとはまだ誰も知らなかった。

僕は、早速仕事に取り掛かろうと、トラックから降りて飲料が閉まってあるスライドドアを勢いよく開けた。

後ろでは学生さん達の楽しそうな声が聞こえてくる。

スライドドアを開けた瞬間、黒い物体が目に入ってきた、僕はあまりにも一瞬の出来事でフリーズしたがすぐにその存在に気づいた。

考えるまもなく僕は反射的に、右手にはめた軍手でその黒い物体をなぎ払った。

その黒い物体は僕の真後ろに静かに落ちていった。 この時間はほんの一瞬の出来事だったと思う。

僕は今の状況をうまく飲み込めていなかった。
が、その瞬間後ろから女子大生のたち悲鳴が上がった。

この悲鳴で僕は、我にかえった!どうやらトラックの中に紛れ混んでいた、ゴキブリを沢山の学生が集うキャンパス内に解き放ってしまったらしい。


その間も僕の背中越しからは、キャーキャーと
女の子たちの声が聞こえてくる。

僕は、どう行動したらいいか分からず動けない。

ちょっと不謹慎だが、女子大生の悲鳴をききながらこれは悪くないな。笑 なんてよからぬ妄想もしてしまう始末。

だが、この瞬間事態は最悪だということに気づく。あれ、トラックからゴキブリが出てきたところ誰かに見られた?

目撃者がチクる

トラックからゴキブリ

衛生管理がずさんな業者

自販機全台撤去

莫大な損失

僕はクビ?

事態の深刻さに気づいてしまった僕。相変わらず背中越しでは悲鳴が聞こえてくる。

どうする?俺? 選択肢は限られている。

A.このまましらばっくれる?

B.後ろを振り返りゴキブリを討伐する

まず選択肢Aのこのまましらばっくれることを選んだ場合を想像してみる。

僕はこのまま振り返ることなく、気づかないフリしてこのまま仕事を続ける。

大学生達は相変わらず騒いでいる

ゴキブリは動きまわる

悲鳴を駆けつけて人が沢山集まる

人が集まりだすと、原因をさぐりたがる奴が出てくる

目撃者が、自販機屋さんのトラックからゴキブリが出てきたとチクる

僕は言い訳できない

この事がお偉いさんに伝わる

クビ宣告をうける

クソー!選択肢Aは無理だ!リスクが高い!

では、選択肢Bはどうだろう?

後ろを振り返りゴキブリ討伐に向かう

みんなに注目される

なんとかゴキブリを討伐することに成功する

大学生達からヒーロー扱いされる

女子大生に抱いてと言われる

討伐したことで、事実関係を誤魔化せる

よし、これは選択肢Bに決まりだ。
そうと決まれば早速ひと狩りいこうぜ!

僕は手元にあった段ボールを丸めて棒のようなものを即座に作った。 実は僕は剣道初段の腕前の持ち主。笑

竹刀に見立てた段ボールで勢いよく振り返りゴキブリを探す。

文章で書くと僕が振り払ってから大分時間が経ってるいるように思うだろうが、実は60秒も経っていない。

女子大生の悲鳴が聞こえてくる場所を見つけただした。ゴキブリと僕とのその距離約2メートル程。

これはチャンス!僕は剣道で培った俊敏さで距離を詰め、すかさず即席の段ボール型竹刀をゴキブリめがけて振り下ろした。

しかし、ゴキブリの動きは思いの他素早かった。それか僕の身体能力が低下してたのか?とにかくゴキブリは身の危険を察知したのか素早いスピードで駆け巡りだした。

カサカサッと僅かに聞けこる足音。僕は周りの大学生達の視線を感じながらもゴキブリ討伐を続行することに。

しかし、そこで新たな討伐者が加わった。

いかにも「ゴキブリなんて怖くねーぜ俺はよ!」っていう顔つきのゴリラのような男子大学生が討伐にシャシャリでてきたのです。

僕は内心、焦りました。 もしこのゴリラが討伐してしまったら、このゴリラがこの場ではヒーロー扱いされてしまうのでは?

ゴリラがヒーロー扱いされる

ゴリラが調子に乗ってウホホッ!(「このゴキブリどこから出てきたんだ?」といきがりだす。)

目撃者があの自販機屋さんのトラックから出現したとかいい出す。

バッドエンド(僕はクビになる)

いやいやまずい、これは非常にまずい、こうゆう輩が出てくると真似するやつが必ず出てくる。

このゴリ公(ゴリラ似の大学生)より先に討伐せねば!僕は必死でゴキブリを追い自家製の段ボール型竹刀で叩く、それに負けじとゴリ公は足で潰そうとする。

このゴリ公め!足でとは原子的なやつ!とか思いながらも討伐は続く。

そしてついに念願のその瞬間が訪れる

僕の剣道部の時代の賜物か、渾身の一振りでゴキブリを討伐したのです。

周りにいる大学生達は歓喜に沸いていて僕はちょっとしたヒーロー気分に。

その横でゴリラ公はショボくれた顔をしていた。

ゴリ公はさておき、女子大生の黄色歓声が気になるところではあるが、この千載一遇のチャンスを無駄にしてはいけない!と思い、ここで一言だけ言うことにした。

お騒がせしました。なんか、あの可燃ごみ用のゴミ箱から現れたみたいですね。渾身の爽やかスマイル。笑)

みんなごめん!僕のクビがかかってるもので、と内心思ったのだけど背に腹はかえられぬってことで許して。

こうして、なんとかこの場を切り抜けたのだけれども結局奴の侵入ルートはどこからだったのだろうか?なんて考えながら仕事に戻ることにしました。

結論 どこから奴は侵入したのか?

なんとか、クビフラグを回収した僕だったが結局奴はどこからトラックの荷台に侵入してきたのか?

その答えは意外なものだった。以前自販機用のゴミ箱の中にはゴキブリが、潜んでいるという記事を書いたのだが、まさにこれが原因だった。

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ゴミ箱にいたゴキブリと共に回収してトラックの屋根に投げた時にビニールの口をちゃんと縛ってなかったため、屋根の上にゴキブリが上陸しそいつがトラックの荷台に潜り込んだと思われる。

こんな事もあるのかと、しばらくは荷台を開けるときギョッとしたことを今でも覚えている。

以上僕が自動販売機補充の仕事をしていた時に経験した最大の窮地に追い込まれた話でした。

今回のアイキャッチ画像はid:imyme_999さんに作成していただきました。

絶対絶命】自動販売機補充員と大学生VS黒光り生物との死闘。

画像作成ありがとうございました。

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